1月に入り、コロナ陽性者数が増えたことにより、日本の主要都市では、とうとう緊急事態宣言が発出されましたね。
コロナに怯える期間は、私たちの想像を超える長さとなり、結婚式や披露宴を控えていらっしゃるカップルの方々も延期を余儀なくされ、悲しい想いをされていることとお察しします。
私は海外からのカップル様のプランニングをする方が多いのですが、すでに2回目の延期を検討されているカップル様もいて、私自身、なんとも言えない気持ちになっております。
2回目ともなると、さすがに日本でのウェディングは断念されるのではないだろうか・・と思う私の気持ちとは裏腹に、皆様の日本でのウェディング実現の想いはとても強く、延期を決めるカップルの皆様に、彼女達の長年の夢をしっかりと実現できるよう準備だけは整えておかないと!と気持ちを新たにしているところです。
さて、今回、海外のカップル様達の姿をみて、強く思った事があります。
それは、
「結婚式そのものを諦めるという選択肢がない」
という事です。
意地になっているというわけではなく、ただシンプルにそういう想いになっていらっしゃるのだと思います。
もちろん、残念な気持ちはお持ちなのですが、だからと言って断念するという選択肢は最初からなく、いつも彼女達から学ぶことは本当に多いです。
アメリカやオーストラリアなど欧米では結婚をするには結婚の誓い(宣誓)をすることが法律で定められており、結婚は二人のもの、お互いの誓いを共有するもの、という気持ちがかなり強いと思います。そのため、結婚をするのに、結婚式で誓いの交換をしないこと自体があり得ないのだと思います。
海外のカップルが日本でのウェディングを選択する際、ウェディングスタイルは2つあります。
①家族や友達を招待して、結婚式と披露宴をする(いわゆる海外ウェディング)
②日本らしいロケーションで二人だけの結婚式と撮影をする
(エロープメントウェディングーおふたり婚)
私が依頼を受けるウェディングスタイルの割合は、①が3割、②が7割で、圧倒的に
エロープメントウェディングを実現しに来られるカップルが多いです。
①にしても②にしても結婚式では神社仏閣で結婚式をされるカップル以外は100%
「お互いに自分の言葉で」誓いの交換をされます。ゲストがいてもいなくても、
その瞬間はとても感動的なので、私はいつも魅了されています。
今、私がお伝えしたいのは、
「結婚式を断念し、入籍とフォトウェディングだけすればそれで良しと思わないでほしい」
と言うことです。
入籍だけでいっか!と思うのであれば、同じ日に誓い合う結婚式をしてほしいと思います。
ウェディングドレスを着て記念に写真だけ撮ればいっか!と思うのであれば、その機会に
誓い合う結婚式をしてほしいと思います。
ゲストがいるかいないか、パーティをするかしないか、で「結婚式をするかしないか」
の議論をしないでほしいと思います。ゲストがいてもいなくても、パーティをしてもしなくても、結婚式は是非とも行ってほしいと強く思います。
海外ウェディングを検討されていたカップルには、国内にもリゾート的なロケーションはありますし、ラグジュアリーな国内ハネムーンも叶います。
入籍をするタイミングで、二人だけで結婚式を行い、改めてゲストを招待して披露パーティをするという方法もあると思います。
「結婚の誓いの交換を通して、決意を共有することの大切さ」
「それによって二人で同じ方向を向いて歩いていこうと思える」
長い間変わらずお伝えしている強い想いです😊
結婚式はそんなに大ごとなことではありませんし、めんどくさいものでもありません。
こういう状況だからこそ、心を軽く、ワクワクした気持ちでいたいですね♡
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